矯正歯科治療の進め方
永久歯列期(永久歯に生え替わりが終わっている)場合と、乳歯列期・混合歯列期(生え替わっていない、または生え替わり途中)の場合で進め方が異なる場合が有ります。
永久歯列期の方の場合
初診相談
（１時間）
あなたやお子様の主訴や既往歴などについてのお話を伺い、歯や顎の状態、唇、顔の筋肉、話し方、癖などを観察します。
そして、口の中の状態について、いつ治療を始めたらよいか、治療期間はどれくらいか、費用はどのくらいかなどについてご説明します。
検査
(50分)
診断のための資料として、歯や顔のレントゲン写真、口の中と顔の写真、歯型などを採ります。
特殊検査
(20分)
症状により、顎関節や咀嚼運動などの精密検査を行います。
歯磨き指導・口腔内清掃
(20分)
矯正装置が装着されたときに、常に口の中を清潔に保っていただき、治療がスムーズに進行するよう、必要により「正しい歯磨きの方法」を指導したり、口腔内清掃を行います。（下記、診断と治療計画の説明日に行うこともあります。）
診断と治療計画の説明
(30分)
検査資料をもとに患者様に合わせた治療計画を立て、治療方法、およその治療期間、治療費、支払い方法などについてご説明します。
顎のずれや顎関節症の治療
初診時の症状により、必要な方にスプリント装置や下顎位是正装置を使用して、顎のずれや顎関節にかかる負担を軽減したり改善する治療を行います。（通常５～６回の通院、約５～６カ月）
矯正装置装着
(１時間～)
矯正装置（ブラケットやワイヤー）を通常上顎で２回、下顎で２回、計４回に分けて装着します。装置装着後、もう一度、歯磨き指導を行います。
歯の移動
(１年～5年)
装置をつけたら4～6週間に一度くらいの割合で通院していただきます。
歯の移動具合に応じてワイヤーを取り替えたりします。
保定装置（リテーナー）装着と保定観察
(3年)
歯の移動が終了したらリテーナーを装着し、咬み合わせの安定を図る期間です。通常６カ月に一度、来院していただきます。
完成
このようにしてあなたの素晴らしい歯並びと噛み合わせは一生のものとなるでしょう。
乳歯列期・混合歯列期に治療開始の方の場合
初診相談
(50分)
保護者の方と共にお子様の主訴や既往歴などについてのお話を伺い、歯や顎の状態、唇、顔の筋肉、話し方、癖などを観察します。 そして、口の中の状態について、いつ治療を始めたらよいか、治療期間はどれくらいか、費用はどのくらいかなどについてご説明します。
検査
(50分)
診断のための資料として、歯や顔のレントゲン写真、口の中と顔の写真、歯型などを採ります。
歯磨き指導・口腔内清掃
(20分)
矯正装置が装着されたときに、常に口の中を清潔に保っていただき、治療がスムーズに進行するよう、必要により「正しい歯磨きの方法」を指導したり、口腔内清掃を行います。（下記、診断と治療計画の説明日に行うこともあります。）
診断と治療計画の説明
(30分)
検査資料をもとに第１段階（乳歯列期・混合歯列期）治療で行える治療計画を立て、治療方法、およその治療期間、治療費、支払い方法などについてご説明します。
矯正装置装着
(30分～1時間)
矯正装置を通常上顎で２回、下顎で１回、計３回に分けて装着します。取り外しの出来る装置を併用装着する場合が多いと思います。
装着後、もう一度、歯磨き指導を行います。
萌出している永久歯や上下顎骨を正常な関係へ導く治療
(2年～3年)
装置をつけたら４～８週間に一度くらいの割合で通院していただきます。
歯の移動具合に応じて装置の調整を行ったりします。
永久歯列期に至るまでの経過観察期間
(0.5年～1年)
上記の目的が達成されたら装置を一旦外して永久歯列期に至る迄経過観察をする場合があります。
この期間は４～６カ月に一度通院して頂いています。そのまま永久歯矯正治療に移行する場合もあります。
永久歯列期矯正前検査
(1時間)
診断のための資料として、歯や顔のレントゲン写真、口の中と顔の写真、歯型などを採ります。
歯磨き指導・口腔内清掃
(20分)
矯正装置が装着されたときに、常に口の中を清潔に保っていただき、治療がスムーズに進行するよう、必要により「正しい歯磨きの方法」を指導したり、口腔内清掃を行います。
診断と治療計画の説明
(30分)
検査資料をもとに患者様に合わせた治療計画を立て、治療方法、およその治療期間、治療費、支払い方法などについて再度ご説明します。（通常、歯磨き指導、口腔清掃も当日必要により同時に行います。）
矯正装置装着
(1時間)
矯正装置（ブラケットやワイヤー）を通常上顎で２回、下顎で２回、計４回に分けて装着します。装置装着後、もう一度、歯磨き指導を行います。
歯の移動
(1年～2.5年)
装置をつけたら４～６週間に一度くらいの割合で通院していただきます。
歯の移動具合に応じてワイヤーを取り替えたりします。
保定装置（リテーナー）装着と保定観察
(3年)
歯の移動が終了したらリテーナーを装着し、咬み合わせの安定を図る期間です。
通常６カ月に一度、来院していただきます。
完成
このようにしてあなたのお子さまの素晴らしい歯並びと噛み合わせは一生のものとなるでしょう。
